人手不足が続く中、外国人材の採用を進める中小企業が増えています。
一方で、言葉や文化、職場ルールの理解の違いから、定着に課題を感じる企業も少なくありません。
そこで注目したいのが、厚生労働省の「人材確保等支援助成金(外国人労働者就労環境整備助成コース)」です。
これは、外国人労働者が安心して働ける環境づくりに取り組む事業主を支援する助成金です。
対象となる主な取組は、雇用労務責任者の選任、就業規則等の多言語化、苦情・相談体制の整備、一時帰国のための休暇制度の整備、社内マニュアルや標識類等の多言語化です。
助成額は、1制度につき20万円、上限80万円とされており、外国人材の受入れ体制を整えたい企業にとって活用しやすい制度です。
令和8年度のQ&Aでは、技能実習生も対象に含まれること、また助成金を受けるには、外国人労働者を雇用するすべての事業所で就労環境整備措置を導入する必要があることが示されています。
つまり、一部の部署だけ整えればよいというものではなく、会社全体での受入れ体制づくりが大切です。
助成金の活用で重要なのは、単に申請することではなく、外国人材が「安心して長く働ける職場」をつくることです。
就業ルールをわかりやすく伝える、困ったときに相談できる窓口を設ける、現場の表示を理解しやすくする。
こうした積み重ねが、採用後の定着につながります。
外国人雇用を進める企業こそ、助成金をきっかけに職場環境を見直してみてはいかがでしょうか。
コメント
COMMENT