吉川社会保険労務士事務所です。
朝晩が冷え込むようになってきましたね。 体調を崩されていませんでしょうか。
今日は、少し気になるニュースをお届けします。
厚生労働省が、今年1月から9月までの労働災害の速報値を発表しました。 仕事を4日以上休んだ方は、91,642人。 前の年の同じ時期より、4,235人(4.8%)増えています。
なかでも目を引いたのが、「動作の反動・無理な動作」です。 15,007人で、前の年より14.2%も増えました。
「動作の反動・無理な動作」とは、どんなケガでしょうか。 重い荷物を持ち上げた瞬間に、腰を痛める。 無理な姿勢で手を伸ばして、肩や背中を痛める。 いわゆる、ぎっくり腰のようなケガもここに入ります。
転んだり、何かが落ちてきたりといった事故とは違います。 毎日のいつもの動きの中で、ふいに起きてしまうのです。
転倒も26,363人で、5.0%増えています。 業種別では、小売・飲食・介護などの第三次産業が7.4%増。 製造業は3.6%増、陸上貨物運送事業は4.3%増でした。
つまり、特別な現場だけの話ではありません。 どの職場でも起こりうるケガが増えているのです。
「うちは危ない作業はないから大丈夫」 そう思われる方も多いかもしれません。 でも、段ボールを運ぶ。お客様を介助する。棚の上の物を取る。 そんな当たり前の作業の中に、ケガのきっかけがあります。
まずは、職場をぐるっと一度見回してみませんか。 見ていただきたいのは、次の2つです。
① 通路の段差や、床の濡れているところはないか
② 重い物を、無理な姿勢で持ち上げていないか
「この荷物、一人で持つには重いかも」 「この棚、少し高すぎるかな」 そんな小さな気づきが、従業員の方を守る第一歩になります。
ケガをした方が仕事を休むと、ご本人もつらいものです。 そのうえ、周りの方の負担も増えてしまいます。 だからこそ、起きる前のひと工夫が大切だと感じています。
もし労働災害が起きてしまったときは、どうぞ慌てずにご連絡ください。 労災保険の手続きや労働者死傷病報告も、私たちが一緒に進めます。
転倒や腰痛の対策を、安全衛生の取組として整理するお手伝いもしています。 「何から始めればいいの?」という段階でも、もちろん大丈夫です。
寒くなるこれからの季節。 皆さまの職場が、安心して働ける場所であり続けますように。 私たちも、すぐそばで伴走してまいります。
ご不明な点は、お気軽に当事務所ホームページのお問合せ欄からご質問ください。
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